シリア:ロシアのウクライナ侵攻がイスラエルの域内プレゼンスに与える影響(2)
2022年02月26日付 その他 - al-Souria.net 紙


■ロシアによるウクライナ侵攻により、イスラエルが地域内で「政治的に」「軍事的に」後退する可能性を懸念

【スーリーヤ・ネット】

ペデルセン氏は次のように述べた。「直近の協議セッションのなかで、私は安保理決議2254号を実施するために有効な政治的プロセスに向けての経路の模索を開始することを望んでいた」。

同氏はさらに「事態を進展させるにあたって求められる国際的外交が、ウクライナにおける軍事作戦を背景としてこれまで以上に難しくなってくることを、私が極度に懸念しているのは明らかである」と付言した。

ペデルセン氏が、ウクライナ危機がシリア・ファイルに及ぼしうる影響についての懸念を表明したのはこれで2度目となる。同氏は先週、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣と会談した際にも、同様の点に関して恐れを抱いていることを明らかにした。

ロシア国営の『スプートニク』紙によると、ペデルセン氏はその際次のように述べたという。「私はシリア問題担当代表として、このウクライナをめぐる紛争が、シリアにおける紛争の解決にネガティブな影響をもたらしうることを懸念している。しかし、こうした事態が生じないことを望んでいる」。

ペデルセン氏の以上の発言は、「制憲委員会」小委員会のジュネーブにおける次期協議セッションの日程が確定した状況のなかでなされた。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:49874 )