パレスチナ:イスラエル軍がエルサレムとヨルダン川西岸地区で大規模な襲撃・蹂躙作戦を開始(2)
2022年01月11日付 al-Watan 紙


■イスラエル軍がエルサレムとヨルダン川西岸地区で大規模な襲撃・蹂躙作戦を開始…入植者らはアクサー・モスクを冒とくしたうえ、ナーブルスで50ドゥナムにわたる土地を盗む。パレスチナ外務省「彼らの犯罪は戦争犯罪、人道に対する罪、民族浄化犯罪のレベルまで達している」

【ダマスカス:諸通信社】

同省は次のように付言した。「占領政体イスラエルは、パレスチナ人民とその土地、家屋、財産、町村に対してさらなる破壊工作や犯罪を実行するために、その入植者民兵、その諸組織、そのテロリスト部隊を投入し続けている。これらすべてはパレスチナの土地の窃盗を完了し、丸腰のパレスチナ人を威嚇し、彼らを自身の家屋、町々、命を守るための防衛拠点に終結させることを目的としている」。

同省は占領政体とその入植者らによる、日常的に拡大しつつある侵犯と犯罪は戦争犯罪、人道に対する罪、および国際法が規定するところの民族浄化犯罪のレベルまで達していることを強調した。そのうえで占領政府がこれらの犯罪とその破壊的な影響に対する完全かつ直接的な責任を負っていると明言し、パレスチナ・イスラエル間の信頼を回復するための地域的・国際的ないかなる努力を後援する責務を負うよう求めた。

エルサレムとその聖地を庇護するためのイスラーム教徒・キリスト教徒委員局は、イスラームのワクフ制度の正統性の弱体化、またハーシム家によるアクサー・モスクの庇護への接触を試みるイスラエルの計画に関して警鐘を鳴らした。ワファー通信は同局の月曜日の声明を次のように引用した。「占領政体イスラエルの警察当局によるイスラーム・ワクフ管理局への業務妨害は許容できないレベルまで至っている。それはアクサー・モスクの管理、建設、保守に対する独占的責任を有する機関であるワクフ機構の正統性を著しく脅かすものである。ワクフ機構はイスラームおよびキリスト教の聖地に対するハーシム家の委任統治から、自身の法的、政治的、あるいは宗教的な正統性を引き出している」。

(3)に進む

(1)に戻る

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52176 )