シリア:米国がイスラーム国指導者を排除したのちにシリア国内で計画していること(7)
2022年02月08日付 その他 - al-Souria.net 紙


■アブー・イブラーヒーム・クラシー排除後の米・トルコ関係

【スーリーヤ・ネット:サミール・サーリハ】

メッセージの対象は、何よりも先にロシア政府とトルコ政府となる。イドリブ県での米軍の作戦の目標が(シャーム解放機構指導者)ジャウラーニーを含むまでに拡大し、そのことでトルコ・ロシア関係が緊張したとしても、あるいは米国が対テロ戦争を新たな現場へと移し、両国にそれを押し付けたとしても、我々は驚くことはないであろう。
米政府の目的は、シリアにおけるクルド民族主義勢力の問題が最大の合意をめぐる議題として上がったとき、トルコ・ロシアとの交渉するための材料を増やしておくことである。

トルコのフアット・オクタイ副大統領によると、同国は「冬の鷲作戦」の一環として、イラク北部やシリアにあるクルディスタン労働者党・民主統一党の複数拠点に対する極めて効果的な軍事作戦を実施したという。その際米政府はイドリブ県内でアブー・イブラーヒーム・クラシーを殺害するための作戦の最終準備段階にあった。

トルコ政府は、軍事作戦司令部で執務を行いながら、シリア北部とイラクにおけるクルディスタン労働者党メンバーとそのアジトに対する攻撃作戦の詳細を確認するフルシ・アカル同国国防相を写した複数の写真を公開した。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52733 )