シリア:ロシア高官がシリアの貧困の原因を米国の制裁に帰する(3)
2022年02月15日付 al-Watan 紙


■ロシア政府は「それ」が米国による制裁に起因しているとの見解…国連「シリアは過去に例を見ない貧困と困窮のレベルを経験している」

【ダマスカス:本紙】

同氏によると、家庭内での債務レベルが著しく高まっているなか、多くの家族が子供たちの就労、あるいは児童婚に頼ることを余儀なくされているという。さらに同氏は「人々は自宅内の基本家財を売却している」と付言した。

さらにロイター通信によると、シリアのノルウェー難民評議会のシリア事務所所長であるアナ・シルヴィー氏は次のように述べた。「シリアのあらゆる地域に暮らす人々が困難な選択を行うことを余儀なくされている。たとえば親の治療費を支払うか、子供たちを食べさせるためにその金額を節約するかのどちらかの選択、などである」。

さらに同氏は「衣服やその他の衣料品はぜいたく品の一部となり、多くのシリア人にとって、子供たちのために服を買うことはまれになっている」と述べた。

国連の統計によると、2021年に貧困状態にある人々の数は1,400万人以上に達し、前年と比べて120万人もの増加を見せた。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52854 )