タブリーズ・オルーミーイェ両県知事、アーゼリー語圏諸都市で衝突発生の噂を否定(3)

2015年11月11日付 Iran 紙
 イラン国営通信の報道によると、この集会は16時から18時にかけて、イマーム・ホメイニー通りで行われ、あたりが暗くなるのにつれて終了した。オルーミーイェ県知事は発言の別の箇所で、州の幹部らが講じた措置について説明する中で、この件について

西アゼルバイジャン州知事は内務大臣ならびに国家安全保障最高評議会議長〔=ロウハーニー大統領〕に書簡を出し、また問題追及のためにテヘランを訪れ、このテレビ番組の制作者らの処罰を要求した。先週の金曜日、テレビ第2チャンネルで放映されたこの番組は、トルコ語を母語とする同胞らに不快感を抱かせ、イラン国営放送に対する抗議運動の発端となった番組である。

 と述べた。

国家安全保障最高評議会もイラン国営放送に注意

 タブリーズやオルーミーイェ、アルダビール、そしてザンジャーンの各市民に加えて、〔国の〕責任者らもまた、この番組がアーゼリー語を母語とする人々を侮辱したことを非難するとともに、法的な立場から抗議の意を示している。

 この件に関し、ある情報筋はイラン国営通信に「国家安全保障最高評議会は、テレビ第2チャンネルの番組『フィーティーレたち』がトルコ語話者の市民らを侮辱した問題に関し、必要とされる注意をイラン国営放送に対して与えた」と述べた。

 この人物によると、「国家安全保障最高評議会は、〔問題が明るみに出て〕まさに初日からこの問題を調査し、この問題に関して早急に対策を講じて市民に謝罪するよう、イラン国営放送に通達した。結果として、イラン国営放送も必要な対応を行った」とのことである。

国会議員、検察に訴えを提出、情報省にも調査を要求

 他方、アルダビール選出の国会議員であるマンスール・ハギーガトプール氏は検察に訴えを提出したことを明らかにし、「我々は、この番組の関係者たちに対するしっかりとした対応を望んでおり、テヘラン検察に訴えを提出した。この訴えは現在検討中である」と述べた。

 同氏は同時に、アーゼリー語を母語とする市民らに対し、しばし「辛抱」し、衝突は避けるよう呼びかけた。

 国会の国家安全保障外交政策委員会の副委員長を務める同氏は、さらに「情報省もまた、この問題を真剣に調査してくれるよう、我々は同省の責任者とも話し合いの場をもった」と付け加えた。


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翻訳者:HNK
記事ID:39245