絶品、ナス・ケバブーウルファ

2019年09月14日付 Hurriyet 紙

シャンルウルファで、地域特産品として登録されているビレジキ茄子は、ケバブとともに口内に忘れがたい味を残す。

トルコ特許商標協会によって「ビレジキ茄子」の名前で地域特産品として登録されているこのナスは、ユーフラテス川沿いの郡の微気候の特徴のおかげで現れた美食としてしられている。

ビレジキ茄子は輪切りにしたナスの間にミンチにした羊肉を挟んだケバブによって口内に特別な味を残す。ナス・ケバブを食べた人々は忘れがたいこの味を再び味わうために地域を繰り返し訪れる。

年間でも暑い時期に生育するナスから作られたケバブは、地域を訪れる国内外からの観光客たちを強く惹きつけている。

ビレジキ市のマフムト・ミルケラム市長はアナトリア通信(AA)の特派員に対し行った発表で、地域で生育しているナスの味は郡のPRに大きく貢献していると述べた。市長はこのナスはトルコの多くの場所に出荷されていて、「ビレジキ茄子」の名前で売られていると述べ、「私たちのナスは35種類の料理に味を添えるかたわら、ケバブでも国内外でとても有名です。東アナトリアや東南アナトリア地域の多くのレストランで、ビレジキ茄子でナス・ケバブが作られています。」と述べた。

35年来のケバブの名人カディル・ギュルバハさんも、ビレジキ茄子の味は地域の気候条件から生まれると明かす。ギュルバハさんは地域で育てられたナスの多くはケバブとして消費されていると強調し、以下のように続けた。

「ナスを輪切りにした後、ナスの間にズルフ(包丁)で引いた、内部が少し尻尾の脂がのった羊肉を交互に串に刺していく。その後串を炭火の上に置いて、ナス・ケバブを良い具合に焼く。焼いた後のナス・ケバブは皿に盛り、ラヴァシュ(種無しパン)、炭火で焼いたピーマン、トマト、玉ねぎを添えて提供される。本当にナス・ケバブを味わったら、こんな味は他のどこにもないということがわかるはずだ」

ギュルバハさんは、ビレジキ茄子が特定の時期に育つことからケバブを味わいたがる人々はこの時期に多くなると述べ、ナス・ケバブを食べるのにもっとも理想的な時期は8月〜11月であると強調し、以下のように話した。

「ビレジキ茄子の旬は8月の頭から11月までである。この期間中、お客さんの多くは国内外の観光客になる。以前に食べた人々は絶対にもう一度ナス・ケバブを食べるためにこの地域を選んでいる。お客さんが増加する週末には、1日に約500人から700人の方へナス・ケバブをお出ししている。お客さんの幸福のために最善を尽くして、とても注意深く、この郡にふさわしい形で振舞っている。お客さんもその味に満足してからこの郡を離れていく」


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翻訳者:伊藤梓子
記事ID:47533