シリア:シリア人を筆頭とする多数の難民に対するキプロス、ドイツの対応(4)

2022年02月14日付 al-Watan 紙

■ドイツは難民を受け入れるための施設を新たに設置…キプロス内務大臣「トルコは我々の国への難民の殺到を引き起こした」「彼らの行動は残酷である」

【ダマスカス:本紙】

ディ・ヴェルト紙が報じたところによると、昨年の夏以来のドイツへの移住の動きは、初期申請の数にして月に約8,000件から約14,000件まで著しく増加している。また彼ら難民のなかには、ギリシャ、デンマークに加え、彼らが庇護を求めていることを承認したその他の国々で長きにわたる手続きを行ったのちにドイツにやってきた人々が多く含まれているという。さらに昨年中には外国籍の11,982人が追放され、彼らのうちわずか4,202人が非欧州諸国に送還されたことを明らかにした。

ドイツの多くの政治家は政府に対し、強制送還措置を強化し、犯罪者や国を危険にさらす人々にそうした措置をただちに適用するよう求めている。

ディ・ヴェルト紙は、ドイツにおける強制送還の回数は、亡命申請の拒否例や外国籍の犯罪者の数から見てとれるように、何十年にもわたって極度の減少傾向にあると指摘した。具体的には、1994年中に強制送還が適用されたケースは53,043件であったところ、その後2000年までの数年間で同様の事例の合計数はわずか35,000件であったという。

その後強制送還のケースは10,000件以下にまで減少し、移民危機がもっとも深刻化した2015年には約21,000件、続く2016年には約25,000件まで増加したものの、その後は軽微な減少傾向にあるという。

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翻訳者:メディア翻訳アラビア語班
記事ID:52220