シリア:シリア人を筆頭とする多数の難民に対するキプロス、ドイツの対応(3)

2022年02月14日付 al-Watan 紙

■ドイツは難民を受け入れるための施設を新たに設置…キプロス内務大臣「トルコは我々の国への難民の殺到を引き起こした」「彼らの行動は残酷である」

【ダマスカス:本紙】

キプロスは欧州連合に対し、いわゆる「移民の安全な出身国(Safe Country of Origin)」のリストを拡大し、移民による祖国への帰還を促進するための取引を締結するように呼びかけた。

ヌリス大臣は、国内のパキスタン人グループを自発的にではなく強制的に帰国させるため、ドイツとの共同航空便の運行を3月8日に計画していることを明らかにした。

一方『ディ・ヴェルト』紙は、ドイツに移住するシリア人の数が著しく増加していることを指摘した。また同誌が独占的に入手した数値が示すところによると、シリアを去ることを余儀なくされた人々のうちの少数は出身国に送還された。

ドイツの多くの連邦州の多くは、閉鎖されていた宿泊施設を移住希望者のために再開し、あるいは新たな施設をオープンさせている。同国で2021年以来再開された同種の拠点の数は46軒以上にものぼり、現在新設中のものもある。

ベルリン州難民オフィス(LAF)は、シリア出身の移住希望者たちに加えて、今後はアフガニスタン、レバノン、トルコといった国々からこれまで以上の人々が到着することを予測していると述べた。また2021年には彼らの総数が845人であったのに対し、2022年にはそれが倍増する可能性があると指摘した。

(4)に進む

(2)に戻る


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:メディア翻訳アラビア語班
記事ID:52182