シリア:シリア人児童を悪用して物乞いビジネスに手を染めるトルコの「マフィア」たち(4)

2022年01月09日付 al-Watan 紙

■シリア人児童を悪用して物乞いビジネスに手を染めるトルコの「マフィア」たち

【ダマスカス:本紙】

ドイツで個別の住宅が見つからず、仲介人がぼったくりを行っている状況に起因する統合の困難は、シリア人難民に限定されているわけではない。

さらに言語学習の専門家であるハーズィム・ビータール氏が明らかにしたところによると、 難民たちによる言語習得は、今後数年にわたってドイツに付きまとうであろう最大の社会的・政治的課題であるという。同氏によると、難民たちの間での言語能力の欠如は、彼らが労働市場に参入するにあたっての最大の障壁であり続けている。

ビータール氏は同様に、学位を得ないままに学校を後にする割合は、移民出身の子供たちの間では、そうではない子供たちの間と比べて2倍高く、これが彼らの労働市場への統合に影響をもたらしている一因であると指摘した。さらに彼らが言語を習得できない要因として、彼らが集住しており、習得を求められている言語の話者と適切に接触する機会が奪われていることを挙げた。さらにこれが「並行社会」の形成をもたらすとして警鐘を鳴らした。

(3)に戻る

最初に戻る


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:メディア翻訳アラビア語班
記事ID:52554