シリア:ヌスラ戦線がイドリブ県内の主要な地点で広告を提示する権利を独占(3)

2022年02月23日付 al-Watan 紙

■「ヌスラ戦線」がイドリブ県の住民たちの経済・商業活動の全てをコントロール…最終的には地域内の広告表示権利を独占するまでに

【ダマスカス:本紙】

さらに同氏は、クリエイティブ・シリアン社が設立後日が浅いにもかかわらず、多大な資金源を有していることについて、次のように述べた。「同社の資金源の豊富さは、同社がシリア北部で巨大なビジネスを展開していることからも明らかである。またこれは同社がヌスラ戦線から直接的に支援を受けていることを示すものであり、こうした支援の存在は、同社自身がその方針によって裏付けていることでもある」。

一方イドリブ市内の政策・広告・メディア関連企業で広報部長として働くウマル・ハーッジュ・アリー氏(仮名)は次のように述べた。「クリエイティブ・シリアン社は、同社に仕事を依頼することを強いられている顧客たちから高額な報酬を受け取っている。同社が他の企業に対し、主要な場所で看板や広告を提示することを禁じていることが理由である」。

テロ組織「ヌスラ戦線」の支配下に置かれている各地域の住民たちは、同組織によって首根っこと生計が掴まれている状態に苦しんでいる。同組織は傘下の「ワタド」社を介して住民らの食糧、電力、燃料といった生活必需品を独占しているだけでなく、挙句の果てには彼らの財産を没収し、彼らを投獄しているためである。

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翻訳者:メディア翻訳アラビア語班
記事ID:52825