エルサレム:イスラエルが復活祭「聖火の奇跡」儀式への参列者らを妨害(1)

2022年04月24日付 al-Watan 紙

■ハンナー大司教:占領部隊は武器を持って聖墳墓教会に入った…ラマッラ:キリスト教徒の感情の軽視...数千人のパレスチナ人らが、敵の弾圧にもかかわらず、聖墳墓教会内で「聖火の奇跡」を祝った。

【諸通信社】

国際社会の耳目の前で、陰謀さえ溶けこむ完全な沈黙のなか、イスラエル占領軍は昨日、「光の土曜日」に、礼拝者らが被占領地エルサレムにある聖墳墓教会に自由にアクセスすることを妨害した。同軍はバリケードの強化に取り組み、隊員らが広範囲に展開した。一方パレスチナ外務庁はこれらの行為を、キリスト教徒の礼拝者らを露骨に挑発しその聖域を冒涜する行為であるうえに、宗教的・民族的次元での嫌悪、憎悪、および人種差別の露呈であるとみなした。

占領軍が複数の措置によって礼拝者らの聖墳墓教会への到達を阻止しようと試みたにもかかわらず、昨日土曜日、数千人のパレスチナ人キリスト教徒らは、被占領地エルサレムにある同教会内で「聖火の奇跡」を祝った。目撃者らの証言によれば、イスラエル当局がベツレヘム南部に軍事検問所を設置し市民の移動を妨げるなど、エルサレム旧市街に通じる複数の門とその内部に規制を敷くなか、ユリウス暦に従うキリスト教徒のパレスチナ人数千人は「光の土曜日」を祝うために東エルサレムの聖墳墓教会に到着したという。

『ワファー通信』は、占領軍が同検問所で市民の車両複数台を検査し彼らのIDカードをチェックしていたために、交通渋滞が引き起こされたとする目撃者らの証言を報じた。

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翻訳者:下宮杏奈
記事ID:53326