シリア:シリア・ファトワー委員会がシリア人避難民が避難先の国々で名前を変更することを禁止(4)

2022年06月16日付 その他 - Orient.net 紙

■シリアのイスラーム系委員会は外国で国籍を取得したシリア人が名前を変更することを禁止する声明を発表、「いくつかの特定の例外を除く」

【オリエント・ネット】

シリア・ファトワー委員会は、イスラーム世界の国々、特にシリアにおける「宗派主義者ら」が目指している人口統計上の変化がもたらす危険性について警告した。さらにこれらの危険を引き起こしている手段として「スンナ派の人々の追放、彼らの財産および書類の破壊、外国人の定住および彼らへの国籍付与、外国人が出身国における元々の名前やクンヤに対応するかたちで名前を変更すること」などを挙げ、次のように述べた。

「一部の刑事制度は、家族の名前や血統を、それらが持つ過去との繋がりを断絶させることを目的として変更することに取り組んでいる。あるいはそれが持つイスラーム共同体との繋がりを断絶させ、そのアイデンティティを毀損することを目的として、である。これは歴史上繰り返されてきたことであり、実際にアンダルシアで起きたことでもある」。

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翻訳者:国際メディア情報センター
記事ID:53670