シリア:ダマスカス郊外県でダマローズ収穫フェスティバルが開催(2)

2023年05月25日付 その他 - シリア国営通信 紙

■ダマローズ収穫フェスティバルがダマスカス郊外県にあるマラーフ村で開催

【シリア国営通信:ダマスカス郊外】

ビータール氏は、本紙特派員らへの声明のなかで、緑のバラ4キログラムから乾燥バラ1キログラムが生産され、緑のバラ1キログラムから1リットルのローズウォーターが得られると説明した。同氏はまた、バラから1グラムの精油を抽出するにはつぼみ約12キログラムを集める必要があると述べた。この生成過程が、この精油が世界中でグラム単価約70ドルに達していることの理由だという。

同フェスティバルでは、バラやその美しさを表現する芸術的パフォーマンス、オペラダンス、伝統的な民族舞踊「ダブカ」が披露された。

ダマスカス県およびダマスカス郊外県にあるシリア開発信託の「マナーラート」(コミュニティセンター)プログラムのムハンマド・ターリク・ジールーディー代表は、本紙特派員らへの声明のなかで、バラを支援し保護するために同信託が取り組んでいることは、ユネスコの無形人類遺産にそのバラが登録されて以来、実施されてきた国家計画の結果であると述べた。また彼らの取り組みでは、バラに対する一連の公約の実施、なかでももっとも重要なものとして、実験的にマラーフ村から始まりすべての県へと、バラの栽培文化を普及させることが求められてたという。

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翻訳者:浪内紫雲
記事ID:55879