シリア:国際展示会を通じてシリアの伝統工芸を世界に発信(2)

2023年06月14日付 その他 - シリア国営通信 紙
■タッル市の工芸職人、国際展示会におけるシリア遺産の大使

【シリア国営通信:ダマスカス郊外】

ウーガーバーシー氏は本紙特派員らへの声明のなかで、「これらの伝統作品の一部が広まり、我々は世界中の博物館でその多くの作品を見られるようになった」と述べた。また「シリア人工芸職人の特徴は、彼らが世界に向けた自らの作品の大使となるまでに、仕事における正確さと才能を有していたことにある」と指摘した。また同氏は、彼ら職人が観光面の地位を得ることや、彼らが優先的に国外の展示会に参加できるようになることへの希望を表明した。特にタッル市内の集会には、ダマスカス郊外県のレベルに限らず、むしろシリアやアラブ世界レベルにおいてもっとも重要な伝統工芸職人が含まれているため、こうした工芸に割り当てるブロックを増やす取り組みが必要とされているのだという。

「モザイク画と東洋の教師」ヤースィル・ガドバーン氏によると、工芸職人らとシリア開発信託との間の現行の協力が、若い男女のグループを卒業させ、この工芸の「教師」にすることに貢献したという。また同氏は、「この取り組みは、生み出された作品がシリアの歴史、独創性、価値観を模倣しているため、シリアとっての観光客と文化の接点とされるこの伝統工芸を保全することに貢献した」と指摘した。

(3)に進む

(1)に戻る


この記事の原文はこちら

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:浪内紫雲
記事ID:55982