アルジェリア:ビンとたばこの背後にある差別(2)

2023年07月14日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ビンとたばこの背後にある差別

【本紙:サイード・ハティービー】

ブーテフリカ大統領が1999年に職に就いてから間もなく、偶然にも市場に新たな小サイズのビール瓶が生まれた。大統領の反対者たちは、彼が低身長であったことから、このビールを「ブーテフリカのビール」と呼ぶことにした。さらに彼らは、「ブーテフリカの支持者以外は誰もそれを買わない」との言説を広めた。この言説は話題になり、やがて政治問題へと発展した。その後、上層部の決定によりこのビールは市場から撤退することとなった。

したがってアルジェリアでは、この飲み物は信条の問題あるいは個人の選択の問題ではなく、「禁止するのか許可するのか」といった単なる宗教的な問題でもない。それは差別かかわる社会的な問題であり、時には政治的な問題となるのである。こうして全てのアルジェリア人は、軽蔑されたり、人種差別的な視線を向けられないように、中立的な飲み物を欲するようになった。そして市民は酒を飲むために、隠れるようになった。

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翻訳者:廣瀬治基
記事ID:56069