■エジプトとエチオピアがルネサンスダム交渉の失敗に関する非難を応酬

【カイロ：本紙】

エジプトとエチオピアは、今週アディスアベバで行われたルネサンスダム交渉ラウンドの失敗に関して互いを非難した。

エチオピア外務省は声明で、エジプト側が会談のなかでエチオピア側の立場を「曲解している」と述べ、エジプトが接近の努力の前に障壁を置いているとして非難した。

エチオピアは「エジプト側は譲歩を行う準備ができていない」としつつ、自国が「交渉を通じた、3か国(エチオピア、エジプト、スーダン)の利益に資する友好的な解決に向けた努力を続けており、交渉の再開を待望している」と述べた。

エジプト側はこれに先立つ火曜夜、エチオピアおよびスーダンとの、最後となる第4回ルネサンスダム交渉がいかなる成果も得られないまま終了したと述べ、自国が「水の安全保障の保持し続ける」と強調した。

エジプトの水資源・灌漑省は声明で次のように述べた。「3か国の利益を保証するための技術的・法的な観点を通した解決手段のひとつを取ることに関して、エチオピアが昨年から拒否の立場を継続し、同国が自国の利益のために発表された相互理解への尻込みを続けているために、この会合はいかなる結果ももたらさなかった」。

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