エジプト:UAE・イスラエル間の陸橋協定に与するエジプト企業が国民の怒りを買う

2023年12月28日付 al-Quds al-Arabi 紙

■アラブ首長国連邦とイスラエル間の陸橋協定に与するエジプト企業がエジプト人の怒りを買う

【カイロ:本紙】

イスラエルと取引する企業に対しボイコットしようという民衆の要求が高まり、エジプトの反与党系勢力が1979年にイスラエルと結ばれた和平協定(メディアではキャンプ・デービッド協定として知られている)の破棄とQIZ協定の破棄を求めているなかで、エジプトの企業がアラブ首長国連邦とイスラエルの間の陸橋協定に参加した。

ヒシャーム・ヒルミーというエジプト人実業家が所有する「WWCS」という会社が署名した協定に基づいて、陸橋の新たなルートが設けられた。同橋はまずジャバル・アリー港からサウジアラビア領を通過してイスラエルのハイファ港とエイラート港まで広がっており、そこからトラックはエジプト領を通過してポート・サイード港とアイン・スフナ港へと至ることとなる。このルートはもともと、UAEのジャバル・アリー港からハイファ港およびエイラート港を結ぶだけのものであった。

このエジプト企業はウェブサイト上で、船舶の積み下ろし、船舶の航行サービスの提供、追跡・デジタル化プロセスによってコンテナ輸送のリスク管理を簡素化する技術的ソリューション・サービスの提供を専門とする商業・海運代理店の分野で事業を展開していると自らを紹介している。

(後略)


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翻訳者:土屋伶斗
記事ID:57023