レバノン:南部で発生した衝突によりヒズブッラーの戦闘員4人が犠牲に(2)

2023年12月30日付 al-Quds al-Arabi 紙

■レバノン南部でヒズブッラーとイスラエル占領軍の衝突が発生し、前者の4人が犠牲に

【ベイルート:アナトリア通信】

アナトリア通信によると、イスラエル軍の攻撃の範囲はレバノン南部のハームール渓谷とナークーラ町のほか、タイル・ハルファ町とジャッバイン町の周辺区域にもおよんだというという。

一方イスラエル軍のラジオ局は、「ヒズブッラーのドローン2機がドヴ山地域の空き地に墜落した」と報じたが、これによる死傷者や事件の詳細については触れなかった。

ヘブライ語新聞『イェディオト・アハロノト』は、これら2機のドローンは「イスラエル領空に侵入し、上ガリラヤ地方(北部)の多くの入植地で警告音が鳴った直後、ドヴ山で爆発した」と報じた。

一方ヒズブッラーは、運営するチャンネル「マナール」で発表された声明のなかで、自組織の戦闘員らが「敵であるイスラエル兵がハラジュ・アダースィル(ハル・アッディール)で集合している地点を適切な武器で標的にし、彼らに直接的な打撃をもたらした」と発表した。

ヒズブッラーとレバノンのパレスチナ各派は昨年10月8日以来、「ガザ地区と連帯するために」、イスラエル占領軍と毎日断続的な砲撃を交わしており、その結果国境の両側で数十人の死傷者が出ている。

(1)に戻る


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:皆川紗矢香
記事ID:57044