ガザ:イスラエルの手によって家族と息子を失ったアルジャジーラ特派員が世界に呼びかけるもの(1)

2024年01月07日付 al-Quds al-Arabi 紙

■アルジャジーラ特派員ワーイル・ダフドゥーフ氏の息子ハムザ氏と彼の同僚記者のムスタファー・スラヤー氏がイスラエルの空爆によって殉教

【ラーマッラー:本紙】

アルジャジーラ特派員の息子である記者ハムザ・ダフドゥーフ氏と彼の同僚記者であるムスタファー・スラヤー氏は日曜日、ガザ地区南部ハーン・ユーニス市内で彼ら二人を乗せた車を標的としたイスラエルの空襲によって殉教した。

ワーイル・ダフドゥーフ氏は昨年10月に、すでに妻、息子、娘を含む家族の多くを、ガザ地区中部のヌサイラート・キャンプにある避難先の家屋を狙ったイスラエルの空爆で失っていた。

ワーイル氏も同年12月に、イスラエル偵察機がハーン・ユーニス市中心部に位置するハイファ学校の周囲に発射したミサイルの破片によって手と腹部を負傷した。

この空爆は、ワーイル氏に付き添っていたアルジャジーラのカメラマンであるサーミル・アブー・ダッカ氏の殉教につながった。当時占領軍は救急車が現場に入るのを妨害し、彼は他界するまで血を流し続けた。

ガザ地区の政府広報局は日曜、ハムザ・ダフドゥーフ氏とスラヤー氏の殉教により、「ガザ地区でジェノサイド戦争が始まって以来、ジャーナリストの殉教者数は109人に増加した」と発表し、「この凶悪犯罪に対するもっとも強い言葉」で非難を表明した。

(2)に進む


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:内田かぐ美
記事ID:57101