ガザ:イスラエルの手によって家族と息子を失ったアルジャジーラ特派員が世界に呼びかけるもの(2)

2024年01月07日付 al-Quds al-Arabi 紙

■アルジャジーラ特派員ワーイル・ダフドゥーフ氏の息子ハムザ氏と彼の同僚記者のムスタファー・スラヤー氏がイスラエルの空爆によって殉教

【ラーマッラー:本紙】

同局は、イスラエル軍がジャーナリストらを対象として継続的に行っているこれらの犯罪行為は、「真実を抹消し彼らが取材することを妨げようとする試みが失敗に終わっているなかで、彼らを脅し、威嚇することを目的としている」とみなした。

同局はすべてのジャーナリスト連合や報道機関、人権機関、法的機関に対し、この犯罪行為とそれが占領政体によって繰り返されていることを非難するように呼び掛けた。

「失うことの痛みより苦しいものはありません。その失ったものが血を分けた長男だったらどんなものか。ハムザは私の一部ではなくすべてでした。魂の魂、そしてすべてだったのです」。アルジャジーラのガザ地区特派員であるワーイル・ダフドゥーフ氏は、この痛みと忍耐が混ざり合った言葉によって、ガザ南部で乗っていた車を狙ったイスラエルの空襲によって殉教した長男ハムザを偲んだ。

ジャーナリストのダフドゥーフ氏はガザ地区南部のハーン・ユーニス市内の墓に長男ハムザの遺体を埋葬したのち、葬儀に参加したジャーナリストらや数十人のパレスチナ人などの弔問者を迎え、立ち尽くしていた。そしてアルジャジーラ生放送の特派員が、イスラエルによる戦争によって3人目の家族を失ったのちに、心を締め付けている感情について取材するために、彼に話しかけた。

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翻訳者:内田かぐ美
記事ID:57251