レバノン:ヒズブッラー書記長がアールーリー氏の暗殺に対する報復を必ず行うと強調(4)

2024年01月05日付 Al-Nahar 紙

■ナスルッラー・ヒズブッラー書記長:アールーリー氏の暗殺に対する報復は必ず行われ、交渉はガザ侵攻を止めた後となるだろう

【ベイルート:本紙】

同氏は、北部の入植者や彼らのうちの避難民がイスラエル政府へガザへの侵攻を止めるよう働きかけることが解決策であり、他にどのような選択がとられたとしても、北部の入植者にさらに重い代償がもたらされるだけであるとした。また同氏は、「ガザを敗北させた後にイスラエルが目指すのは南部リーターニー戦線を打ち破ることであり、我々の戦いとはレバノンとガザによる戦いなのだ」と述べた。

さらにナスルッラー氏は、抑止力のバランスの安定化を南部戦線での重要な戦闘結果の一つとみなした。そして同氏は、このことがレバノンに、現行の段階を終えてガザへの侵攻が停止したのち、B1ポイントからガジャル、シャブアー、カフルシューバー丘陵に至るまでの残りの領土を解放できる新たな機会をもたらすと述べた。さらに同氏は、「我々はレバノン全土を完全に解放し、我々の自由や領土を侵害することを敵国に禁ずるよう均衡を安定化する歴史的機会を前にしている。この機会は南部の戦闘によってもたらされ、これはガザとの連帯の恩寵によるものである」と付け加えた。しかし同氏は、この文脈におけるいかなる議論も、ガザへの侵攻が停止したのちでなければ結果とはならないと強調した。

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翻訳者:酒井梢太
記事ID:57140