ガザ:ガザ地区北部で60万人の市民が危機に瀕している(1)

2024年01月26日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ガザ地区保健省:ガザ地区北部で60万人の市民が危機に瀕している

【ガザ:諸通信社】

ガザ地区のパレスチナ保健省は金曜日、同地区北部で約60万人の市民が飢えと病気の蔓延、イスラエルの爆撃により死の危機に瀕していると警告した。

同省のアシュラフ・クドゥラ報道官は、簡潔な声明で「ガザ地区では飢えと病気の蔓延、イスラエルの爆撃により、およそ60万人の市民が瀕死の状態である」と述べた。

これに先立ち国連も、イスラエルの集中攻撃を受けるガザ地区では、230万人が飢餓の危機にさらされていると警告していた。

一方イスラエル占領当局は、主に南部地域で配給されている人道支援物資を載せたトラックが、ガザ地区に少数進入することを許可しているが、イスラエルの圧迫するような封鎖により同地区北部は依然として欠乏状態におかれている。

世界保健機関(WHO)のクリスチャン・リンドマイヤー報道官は木曜日、状況が「壊滅的」であり、イスラエルの破壊的な戦争にさらされているガザ地区では、人々が飢えの犠牲になっていると述べた。さらに、「子どもたちが罹病の脅威にもっともさらされている」と述べた。

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翻訳者:大石明穂
記事ID:57201