レバノン:イスラエルは交渉を通じた紛争解決を視野に入れる(1)

2024年02月05日付 Al-Nahar 紙

■交渉とエスカレーションの狭間に置かれる南部戦線…ヒズブッラーはガリラヤ地方へ向けてミサイルを発射、イスラエルも攻撃を続ける

【ベイルート:本紙】

レバノンの南部戦線について停戦と戦争拡大の可能性をめぐって議論が生じるなか、ヒズブッラーとイスラエルによる相互の軍事作戦は続いており、国境地帯の町村は依然として緊張状態にある。

最新の戦況について本紙特派員が伝えたところによると、ナークーラ、ハームール渓谷、ラッブーナ、ズィブキーン、ドゥハイラ、シャブアーの郊外が、イスラエルの砲撃による爆撃を受けたという。

これに先立ちタイル・ハルファー町とシャマア町の間の森林地帯がイスラエルの砲撃によって攻撃され、またワーディー渓谷、ラッブーナ、ナークーラの郊外もイスラエルによる爆撃を受けた。

さらに早朝の数時間のうちに、イスラエルの戦闘機がマルワヒーン町の郊外を攻撃し、他方ではヒズブッラーが、レバノン南部の中部地区に面した上ガリラヤの複数のイスラエル拠点に向けて、計5発のミサイルを発射したとの情報もある。

同様の文脈でイスラエル軍は、「我々は上ガリラヤのバルアム町とドゥーフィーフ町へ向けて、計8発のミサイルと迫撃弾が発射されたことを観測した」と述べた。

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翻訳者:酒井梢太
記事ID:57280