レバノン:イスラエルは交渉を通じた紛争解決を視野に入れる(2)

2024年02月05日付 Al-Nahar 紙

■交渉とエスカレーションの狭間に置かれる南部戦線…ヒズブッラーはガリラヤ地方へ向けてミサイルを発射、イスラエルも攻撃を続ける

【ベイルート:本紙】

レバノン国営通信が報じたところによると、イスラエル軍は昨夜から今日の明け方にかけ一晩中、ブルーライン沿いに位置する国境地帯の村々の上空に向けて複数の照明弾を発射したという。

イスラエル「レバノンとの交渉の用意はできている」

イスラエルのヨアヴ・ガラント国防大臣は、注目に値する声明を出した。同大臣は声明のなかで、「イスラエル政府には外交的同意を通してレバノン南部での紛争を解決する用意ができている」と述べた。これは同氏が、昨日日曜日にもなお緊張化が続いている北部戦線で、イスラエル軍が「非常に接近した動きをする」と脅迫した数日後のことである。
ガラント氏のオフィスから出された声明によると日曜日、同氏はアモス・ホッホシュタイン(米国務省エネルギー担当特使)氏と面会し、「イスラエル政府は外交的同意を通してヒズブッラーとともにレバノン南部の紛争を解決する用意ができている」と伝えた。しかしガランと氏は、「ただし我々は他のどんなシナリオにも対応する準備はできている」とも補足したという。

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翻訳者:酒井梢太
記事ID:57282