レバノン:米仏の外交使節らがそれぞれイスラエル、レバノンを訪問(3)

2024年02月05日付 al-Quds al-Arabi 紙

■複数のミサイルがセジュルネ氏とホッホシュタイン氏の任務と競り合う...イスラエルはレバノンに対して新たな軍事行動を警告

【ベイルート:本紙】

「時間切れ」

一方でイスラエルのイスラエル・ガッツ外務大臣は、「レバノン南部において外交的解決を見出すための時間が切れつつある」と述べた。そしてホッホシュタイン氏の訪問と時を同じくして、「もし政治的解決が実現されなければ、イスラエルの村々に住民を帰還させるためにレバノン国境に対する軍事行動がとられるだろう」と語った。

イスラエルの『ハアレツ』紙は、ホッホシュタイン氏は「ヒズブッラーとの取り決めの実現を施行するため」ベンヤミン・ネタニヤフ首相、戦時議会のベニー・ガンツ議員、イツハク・ヘルツォグ大統領と面会する予定であると報じた。またガンツ氏については、ホッホシュタイン氏に、「レバノンにはその領土を起点とするテロ活動に対する責任があり、イスラエルは軍事作戦を拡大、深化させる予定だ」と通告したと報じられた。

一方赤十字国際委員会のケイト・フォーリス委員長のレバノン訪問が注目を引いた。その訪問で同氏は、暫定政府のナジーブ・ミーカーティー首相、ナビーフ・ビッリー国会議長、アブドゥッラー・ブーハビーブ外務大臣ら一人一人と面会した。

この際ブーハビーブ氏はフォーリス氏に対し、「最近の事件やイスラエルの攻撃の結果、南部から約10万人の避難民が発生しており、彼らは早急な支援と援助を必要としている。赤十字国際委員会のいかなる支援は歓迎されている」と伝えた。

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翻訳者:大森耀太
記事ID:57288