ガザ:「ガザ戦争」によって米国ブランドのボイコット運動が発生(3)

2024年01月27日付 al-Quds al-Arabi 紙

■「米国ブランドから買うことは恥である」…ガザ戦争により米国ブランドが損害を被る

【ロンドン:本紙】

同時に、ケンタッキーフライドチキン、ピザハット、クリスピークリーム、ハーディーズを中東で運営している「アメリカーナ・レストラン・インターナショナル」チェーン(アメリカーナ・グループとして事業展開するクウェート・フードカンパニー)の株価は戦争開始後の期間に、サウジアラビアの株式市場で27%下落した。アナリストらは同社の売上高が戦争によって影響を受けるだろうと予測していた。

レポートによるとこれは大手消費者ブランドの世界における危機管理手法の新たな時代を反映する反応であり、怒れる購入者らは商業と政府の政策を混同させているのだという。

数多くの企業が政治的中立を強調した声明を発表したにもかかわらず、ボイコット運動は戦争がぼっ発して以来、広範囲に拡大した。

レポートはロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで中東政治を専門とするファワーズ・ジルジス教授の次のような発言を引用している。「このボイコット活動は集中的であり、国境を越えており、若者の住民が主導しているため刺激的である。これまでのところマクドナルドであれスターバックスであれすでに被害を受けている」。同教授は加えて「若者は幅広くお金を使う人々のひとりであり、何が起こっているのかに敏感であり、さらに非常にアクティブである」と語った。

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翻訳者:森川明穂
記事ID:57324