リビア:国連安保理が選挙の妨害者に対する制裁を示唆(1)

2024年02月28日付 al-Quds al-Arabi 紙

■国連安保理はリビアの選挙を妨害する者への制裁を示唆し、ドゥバイバ氏はこれを歓迎

【トリポリ:本紙】

選挙の日程をめぐる論争と、国際的な沈黙という状況下でリビアが直面している政治プロセスの膠着の文脈において、国連安保理の理事国は、6+6委員会が合意した最新の選挙法に基づき、国連による促進のもとでリビア人が主導し、リビア人が主導権を有する包括的な政治プロセスに対する強い固執を再確認した。

安保理理事国は、この結果により、リビア全体の人々にとって自由、公正、かつ透明性のある包括的な国政選挙、大統領選挙、議会選挙をできるだけ早く実施することが可能になるとみなした。

さらに安保理理事国は発表した報道声明のなかで、アブドゥッラー・バティーリー国連事務総長特別代表兼国連リビア支援団(UNSMIL)団長への、また特に同代表が包括的な政治プロセスの強化に向けて果たしている仲介作業および顕著な取り組みに関する役割への強い支持を改めて強調した。また同代表のこれらの取り組みは、関連する国連安保理決議に沿うかたちで、またリビア政治合意、リビア政治対話フォーラムに向けたロードマップ、さらには6+6委員会が合意した最新の選挙法に基づいて行われているという。

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翻訳者:檜山彩名
記事ID:57443