■ホッホシュタイン氏の「安心でありながらも恐ろしい」助言と警告
【本紙】
アモス・ホッホシュタイン米大統領特使は、レバノンへの直近の訪問で新しい服を着た。ホッホシュタイン氏は常に、自身の任務をエネルギーや石油・ガスの掘削に関することに限定するのではなく、より広範な枠組みで姿を現すことに専心している。そのため同氏は訪問に3つの次元を与えた。最優先である第1の次元は、南部での情勢鎮静化およびレバノンが戦争を回避するための相互理解の実現である。第2の次元は、エネルギー、ガス、石油に関する自身の関心を維持することであり、この事実はエネルギー・水担当大臣との会談で反映された。そして第3の次元は、軍事的状況と国境問題と政治上の正当性を一緒くたにすることである。たしかにホッホシュタイン氏はナビーフ・ビッリー国会議長を「ボス」とあだ名したが、実際にはその異名が自身に与えられることを望んでいる。
同氏は、以前に海上国境画定の実現に取り組んだ個人的な実績を引っ提げてレバノンを訪れた。そしてその経験を陸上でも繰り返したいと考えているのだ。
(2)に進む