レバノン:衝突緩和も、入植者らの帰還のめどは立たず(1)

2024年03月21日付 al-Mudun 紙

■南部で「落ち着いた」対立…7月以前での入植者らの帰還はなし

【本紙】

南部でのヒズブッラー・イスラエル間の対立の様態は比較的落ち着いたままであり、まるで、砲撃の応酬、あるいは軍事拠点への攻撃を通じて以前の交戦規定に戻ったかのようである。一方でヒズブッラーは、日没や夕方の数時間後にイスラエルの複数の拠点に対する作戦を集中させている。

昼夜の出来事

木曜日(21日)朝、イスラエルの爆撃がヤールーン村一帯に及んだ。またイスラエルの航空機がアダイサ村を空襲し、店舗「エクスプレス」やパノラマ眺望スポットに面した家屋を攻撃した。今日(21日)午前10時半頃には、イスラエル戦闘機が低高度で大きな轟音を出しながらナバティーヤ、トゥッファーフ両地区の上空で音の壁を切り裂いた。

同様に、イスラエルの航空機がマイス・ジャバル村の2軒の家屋とヤールーン村を空襲した一方、砲撃はハイヤーム町やアダイサ村に及んだ。これに対しヒズブッラーは、マーリキーヤ入植地にある敵兵が使っている建物を適切な武器で攻撃し、これに直接的な損害を与え、さらにアフィーフィーム入植地で敵兵がいる2棟の建物およびムティッラ地区にある軍事拠点を適切な武器で攻撃して、これらに直接的な損害を与えたと発表した。

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翻訳者:大森耀太
記事ID:57540