レバノン:ガザ戦争の激化がもたらすレバノン国内外での分裂(1)

2024年04月13日付 al-Mudun 紙

■治安上の暴露と国際的な警告:危機がピークに達するなかでのレバノンの分裂

【本紙:ムニール・ラビーウ】

レバノンの高官らに向けられた国際的な警告は多種多様になり、もはや南部の情勢展開に関するものだけに留まらなくなった。対立ないしはレバノンを支援戦線にすることを拒絶、非難し、これらに反対することで自らの政治的キャパシティを広げている人々と、こうした衝突を支持し、それに固執する人々の間で起こっている分裂の影響を鑑みると、南部での戦争経路の拡大が内政に反映されることに何の疑念もない。

南部での作戦様態がエスカレートした場合、国内における分裂の様態は必ず激化するだろう。また現に残っているこの懸念のほかにも、国内での連続的かつ多様な治安上の事案が起きており、なかでも最新のものとしては、ビブロスにおけるレバノン軍団の調整官であるパスカル・スライマーン氏の誘拐・殺害、また銀行家であるムハンマド・スルール氏の誘拐・殺害が挙げられる。

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翻訳者:大森耀太
記事ID:57657