サウジアラビア:アラブ首長国連邦との領土問題が再び表面化(2)

2024年04月15日付 al-Quds al-Arabi 紙

■サウジアラビアとアラブ首長国連邦の領土をめぐる係争

【国連:本紙】

ヤーサート地区はサンゴ礁、海草、美しい砂浜とともに環境面での重要性を有する地域であると考えられており、これらはいずれも観光客を引き付けている。

ヤーサート地区は、故ハリーファ・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン大統領の指示に基づいて、2005 年の首長法令によって制定された。また同地区は海洋保護区として宣言され、サンゴの養殖や様々な種類の魚を保有する複合施設のための工業地帯が設置された。しかしサウジアラビアはこの地域のUAEへの帰属を認めず、長年にわたって棚上げされている両国間の国境紛争は時には表面化し、時にはなくなった。これは特に複数の報告書によって、同地区に石油資源が豊富であることが確認されているためである。

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翻訳者:瀬川遥加
記事ID:57833