イタリアでアフマディーネジャード暗殺未遂事件?:大統領顧問が発表
2008年06月24日付 E'temad-e Melli 紙

【政治部】労働力問題担当の大統領顧問は、第九期政権への攻撃を批判して、「アフマディーネジャード氏は、内外の脅威に対し全力で立ち向かっている」と述べた。

 ファールス通信によると、アリー・ザビーヒー顧問はタブリーズにある「アリー・エブネ・アビー・ターレブ」モスクで、一部の政権に近い人々や友人らを批判しつつ、「イスラームや革命、最高指導者の名を口にする一方で、大統領に対峙している一部の身内の行為に、われわれは抗議する。実に残念である。というのも、われわれはこれらの身内の者たちに対して、別の期待をもっていたからだ」と語った。
〔訳注:ここの「身内」とは、具体的には、アフマディーネジャード政権の経済政策を痛烈に批判して解任されたダーネシュ=ジャアファリー前経済財政相プールモハンマディー前内相大統領に批判的な国会の原理派議員らを指す〕

 労働力問題担当大統領顧問はさらに、「アフマディーネジャード大統領就任から三年が経過したが、同大統領のこの間の施策により、多くの国外勢力、さらには内部勢力が貪っていた不正な利益が危機に陥り、これらに深刻な被害がもたらされた。そのため、大統領の解任や大統領へのテロ行為をめぐらせる者も現れた。イラク訪問中の大統領を誘拐するという陰謀や、〔イタリアで開かれた〕FAOの会議の際に同大統領を暗殺しようとする陰謀が暴露されたことが、これらの事実を物語っている。双方の計画とも、神の思し召しのために、未然に防がれた」と続けた。

 大統領顧問はまた、国の現在の雰囲気を革命初期と比較し、「今日の状況は、国内外の一部の勢力が社会の雰囲気をアフマディーネジャード氏にとって不都合なように、毒気のあるものにしようともくろんでいるという点で、革命当初と類似している。彼らは一部の好ましからざる行動を実行に移すための準備を整えている。このような行動は、イラン当局者を威嚇・暗殺せよとのジョージ・ブッシュの明確な命令とも一致している」とした。

〔後略〕

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( 翻訳者:大石容子 )
( 記事ID:14336 )