投石刑、新イスラーム刑法から削除へ
2012年10月11日付 Mardomsalari紙

 〔イスラーム刑〕法の改正のなかで最も重要な変更点の一つとして、投石刑が規定から外されたことが挙げられる。確かにここ数年間、この刑は執行されず、裁判官たちは代わりの刑を用いようとしてきた。

 国会司法委員会のスポークスマンはこの件について、「新イスラーム刑法は間もなく、〔同法について護憲評議会によって指摘された〕問題点を取り除いた上で、護憲評議会に送られるだろう」と述べた。

 モハンマドアリー・エスファナーニー氏は、イスラーム刑法をめぐる最近の状況について、「この法は、大統領から公布される前に、護憲評議会から問題点を指摘されたため、国会に送り返されていた。国会の司法委員会で護憲評議会によって指摘された問題点が検討された結果、この法律は再度専門部会に送られ、そこで問題点を取り除いた上で、もう一度護憲評議会に送られることになった」と述べた。

 同氏は「この法律の問題点を取り除くことが、国会司法委員会の優先事項の一つとなっており、われわれとしてもこの法律が早急に最終承認され、公布されるよう努力している」と加えた。

 この国会議員はその上で、この法律には以前までの法律に対していくつかの変更点があり、これまでの法よりも包括的なものになっていると指摘した。

 新イスラーム刑法は「総則」、「ハッド刑」〔※コーランやハディースで量刑が指定されている、量刑を変更することのできない身体刑。姦通罪や窃盗罪などに適用。投石刑はこれに含まれる〕、「キサース刑」〔※被害者、及び被害者遺族が加害者に対して求めることのできる同害報復刑〕、「ディーヤ」〔※被害者、及び被害者遺族が加害者に対して求めることのできる賠償金。キサースかディーヤの二者択一となる〕、「タアズィール刑および犯罪抑止のための刑罰」〔※タアズィール刑は罪人の懲戒を目的に、裁判官の裁量によって決めることのできる刑のこと〕の5章で構成されている。〔‥‥〕

 同法の最も重要な変更点の一つとして、投石刑が削除されたことが挙げられる。〔‥‥〕試験的に施行される予定の新法では、投石刑に関する言及が一切なされていない。

 同法に対して行われたもう一つ重要な変更点は、18歳以下の人物に対するハッド刑、及びキサース刑に関するものである。これはここ数年、司法の分野でさまざまな議論を巻き起こしてきた問題である。

 この法案が〔護憲評議会によって〕承認され、施行されれば、18歳以下の人物の知的完成や発達に疑問が生じた場合、ハッド刑ならびにキサース刑は執行されないことになる。またこの法律によれば、18歳以下の人物と18歳以上の人物とでは、タアズィール刑にも違いが出ることになる。さらに18歳以下の人物には禁錮刑は科されず、矯正施設のような教育センターに身柄が移されることになる。

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(翻訳者:8409036)
(記事ID:27906)