ジャヴァード・ラーリージャーニー「国連人権報告官はテロ集団の罠にかかっている」
2012年11月28日付 Jam-e Jam 紙

「アフマド・シャヒードはイランに不利な資料をでっち上げようとしている」

 司法権人権本部書記は、アフマド・シャヒード国連人権報告官について、「この人物はテロ集団の罠に陥っており、報告官としての務めを果たす代わりに、〔イランに不利な〕資料をでっち上げようとしている」と述べた。

 ジャーメ・ジャム紙によると、モハンマド・ジャヴァード・ラーリージャーニー書記は昨日、国内外の記者との会見のなかで、アメリカとの協議やアフマディーネジャード大統領のエヴィーン刑務所視察問題サッタール・ベヘシュティー問題、およびナスリーン・ソトゥーデ問題など、様々なテーマについて話をした。

 ラーリージャーニ氏は、イラン〔の人権状況〕に関するアフマド・シャヒード報告は、道義的・法的な点で信頼性に問題があると指摘し、「彼のしていることは、国際的な仕組みの乱用である。彼は公平な立場から、イランに関する報道を検証すべきだった」と述べた。

 司法権人権本部書記は、実のところアフマド・シャヒードはメディア向けの役者なのだと指摘した上で、「技術的な点から見ても、アフマド・シャヒードの報告書には信頼性が欠けている。彼は、我々に不利な主張を2000点ばかり収集した上で、それらを3日間のイラン滞在で調査したいなどと言っているのだ」と強調した。

 ラーリージャーニー氏は、これらの主張に対して、われわれも詳細な返答を送ったが、彼らは自らの主張の出所がどこにあるのかすら、いまだに言ってこないと指摘した上で、「もう一つ問題なのは、彼がイランについて資料をでっち上げて、ニセの事件でわれわれを非難しようとしていることだ〔‥‥〕」と付け加えた。

 司法権人権本部書記は、〔国連の人権〕報告官制度の理念そのものについては、われわれも100%賛同しているとしつつ、「われわれは国連で、この報告官制度〔の設置〕が決定されるのに重要な役割を果たした国の一つであったが、しかしわれわれが報告官制度に期待していたのは、事件をでっち上げるようなことではなかった」と述べた。

〔‥‥〕

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
関連記事(司法権人権本部書記「国連人権特別報告官と米国務省は異口同音」)

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:8409036 )
( 記事ID:28441 )