イエメン:国連特使の和平合意に関する報告にイエメン国内で反応さまざま(2)

2023年12月25日付 al-Quds al-Arabi 紙

◼イエメン人は和平ロードマップに関する国連の声明をどう読んだのか

【アデン:アフマド・アグバリー、本紙】

ビン・ラズルク編集長は、「きわめて率直に言えば、サヌアであれアデンであれ、イエメン全土の人々には最早、いかなる武力戦闘を続けるだけの力は残っていない。国民の疲弊は限界に達している。彼らは他のすべての国家や民族と同じように安楽に暮らしたいと望んでいる。したがって、イエメンの本当の闘いは、健康で安全な生活を提供することであり、それ以外の何物でもない」と言い放った。

停戦協定の進展

一方、作家のアブドゥル・ナーセル・ムワディウ氏のように、国連声明の重要性を軽視する人もいる。彼はプラットフォームX上に「和平協定ではなく、停戦への進展」というタイトルで以下のメッセージを投稿した。「国連特使の声明は、長年協議されてきたサウジアラビアとフーシ派の和平合意を、正式に発表する唯一の方法のようだ。イエメンのすべての紛争当事者間の停戦合意についての議論は、机上の空論で終わった。実際に停戦交渉を行った当事者はサウジアラビアとフーシ派であるが、オマーンの仲介で進められたことはよく知られている。さらに、イラン・中国・米国の表に出ない関与も無視できないため、真の当事者を限定することは難しい。」

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翻訳者:萩野穂高
記事ID:56981