ガザ:イスラエルの手によって家族と息子を失ったアルジャジーラ特派員が世界に呼びかけるもの(4)

2024年01月07日付 al-Quds al-Arabi 紙

■アルジャジーラ特派員ワーイル・ダフドゥーフ氏の息子ハムザ氏と彼の同僚記者のムスタファー・スラヤー氏がイスラエルの空爆によって殉教

【ラーマッラー:本紙】

彼は続けた。「失うことの痛みより苦しいものはありません。その失ったものが血を分けた長男だったらどんなものでしょうか」。

周りの人々は、ワーイル氏と息子との関係は深い友情のようだったと話した。そんな彼は最後にこう言った。「ハムザは私の一部ではなく全てです。彼は魂の魂、そして全てでした」。

ジャーナリストのワーイル氏は、長男との別れに対して長くこらえていた涙をついに留めることができなかった。「使徒ムハンマド(神が彼を祝福し、平安を与えてくださりますように)よ、悲しみ、憐れんでください。これは悲しみと別れの涙であり、私たちと敵を区別する人間の涙です」。

さらに彼は以下のように付け加えた。「私たちは人間らしさに満ちており、彼らは殺人と憎しみに満ちている。だからこそ私たちは涙を流すのです。人の涙であり、寛大と高貴の涙であり、恐れや恐怖、屈服の涙ではないのです」。

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翻訳者:内田かぐ美
記事ID:57253